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古墳なう

「大都市、東京の失われた古墳を探せ!」をテーマに、 ご〜ご〜ひでりんが実際に現地に足を運んで確認した古墳や塚の探訪記録。

『多摩地区所在古墳 確認調査報告書』

『多摩地区所在古墳 確認調査報告書』

 『東京都遺跡地図』、『都心部の遺跡』とともに、東京の古墳を調べるうえで押さえておきたいもう一冊が、この『多摩地区所在古墳 確認調査報告書』です。

 この書籍には、東京都教育委員会が多摩地区所在古墳確認調査団に委託して、平成4年度から平成6年度まで3年間の事業として行われた多摩地区所在古墳の確認調査の結果が掲載されています。古墳の分布調査はもちろんのこと、主要古墳の測量調査や地下レーダー探査、発掘調査等も行われており、また江戸時代の文献等に記された古墳や塚の確認調査も行われており、この調査結果は、消滅古墳をめぐるうえでとても参考になりました。

 最初に『都心部の遺跡』を入手したことにより、古地図や古い空中写真と現代のGoogleマップと比較することにより消滅古墳の位置を特定するという知恵がつきましたが(笑)、この『多摩地区所在古墳 確認調査報告書』を入手したことにより、江戸時代から昭和初期あたりの地誌類を調査することにより消滅古墳の位置や名称を確認するという、新たな知恵がつきました。

 私は、東京都内の古墳巡りを始めて比較的早い段階でこの『東京都遺跡地図』、『都心部の遺跡』、『多摩地区所在古墳 確認調査報告書』を入手しました。どれもそれほど新しい本ではありませんが、この3冊があればとりあえず東京の古墳の全貌は把握できるのではないかと思います。

 私が古墳巡りを始めた理由のひとつとして「交通費以外にあまりお金がかからない」というのがあったのですが、この3冊の購入をきっかけに、内容の濃い書籍は図書館で複写するのではなく購入してしまおう、という方向に向かい、結果としてかなりの出費をすることとなってしまったのは残念なことでした。笑。


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  1. 2020/08/10(月) 22:07:39|
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『都心部の遺跡』

『都心部の遺跡』1

 東京の古墳を調べるならば、『東京都遺跡地図』とともに押さえておきたいのがこの『都心部の遺跡』です。

 昭和57年度から昭和59年度の3年次にわたり実施された、東京都心部遺跡分布調査の記録が掲載されており、「貝塚」、「古墳」、「江戸」の三部構成となっています。
 古墳に関しては、57年度は港区、新宿区、目黒区、渋谷区中野区、58年度は品川区、世田谷区、大田区、59年度は文京区、台東区、豊島区、北区、板橋区、足立区、葛飾区の古墳、横穴墓の調査記録が掲載されており、23区すべてを網羅しているわけではないのが残念なところではありますが、現在は消滅して見られなくなってしまった古墳の情報のみならず、残存当時の写真なども多数掲載されていて、なかなか興味深いです。

 この本も、『東京都遺跡地図』を購入したと同時期に、「ポチッ」と1クリックで買ってしまいました。笑。


『都心部の遺跡』2

 この東京都心部遺跡分布調査においては、明治から昭和初年にかけての古地図を利用して隠滅した古墳の位置の復元が行われています。本書籍の中でも、塚のマークが記されている古地図と現代の地図とを見比べられる形で掲載されていて、この調査結果は、私にとっては大いに参考になりました。

 その後、塚のマークが記されている古地図をさらに戦後の空中写真と照らし合わせて、伝承のみが残るような所在地不明の塚の位置を何度も特定することができましたし、これは私の性格に合っていてとても楽しい作業でした。

 古い本ですが、東京の古墳を追いかけるならば、持っていたい一冊ですね。。。


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  1. 2020/08/05(水) 19:52:16|
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『東京都遺跡地図』

『東京都遺跡地図』

 東京の古墳を調べるならば、真っ先に目を通したいのがこの『東京都遺跡地図』です。


 古墳に限らず、都内の遺跡を細かくチェックできますし、何よりも遺跡について書かれている文献の名前まで教えてくれるので、いろいろと助かりました。

 ネットでも『東京都遺跡地図情報インターネット提供サービス』が公開されていますので、わざわざ買わなくてもいいじゃないか?というところなのですが、当初の私はネットの分布図をプリントアウトして古墳巡りに出かけていたのですが、記されている古墳の位置の精度があまり良くなく、現地で古墳の所在地がわからずに迷うこともありました。

 それが、図書館で閲覧する『東京都遺跡地図』の古墳の位置は正確で見やすかったことから、だんだんと事前に図書館で書籍版の付図をコピーするようになり、最終的にはネットで購入してしまいました。

 ワンクリックで買えますからね。ポチッと。。。笑。



 ただし、私がいつも図書館で見ていた『東京都遺跡地図』は実は1996年版だったようで、バインダーのような形状で取り外しができて、しかも分布図も大きくて見やすかったのですが、購入の際に深く考えずにポチッとしたところ、この1988年版が届きました 。゚(゚´Д`゚)゚。

 この1988年版の分布図は1996年版と比べて分布図が小さくて見にくく、しかも日々老眼が進行するという中、結果的にこの本を開くのは参考文献を知りたい時に限られてしまいました。。。


『東京都遺跡地図』

 というわけで、これから『東京都遺跡地図』を入手しようと考えている方には、1996年版がオススメかも。

 ただし、1996年版は古書店でも見かけたことがないので、入手は困難かもしれません。
 ちなみに、私が今からでも1996年版を安く見かけたら、やっぱり買っちゃうかも。笑。

 そろそろ『東京都遺跡地図』の最新版が刊行されても良いのかもしれませんけどね。。。



 書籍紹介みたいになってきたけど、これでいいのかな。。。


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  1. 2020/07/27(月) 22:00:04|
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『東京の古墳を歩く』

「東京の古墳を歩く」1

 今回はちょっと脱線して、とある古墳の書籍のお話です。



 私が古墳巡りを始めたばかりの頃は、どこかに旅行に出かけたついでに、よく知られた古墳公園を見学するという程度でした。
 「保渡田古墳群」や「さきたま古墳群」などで、綺麗に復元された巨大古墳の姿を見て、感動したものです。

 それが、少しずつ古墳についての知識が増えてくると、あまり知られていないような無名の古墳も見に行ってみたいと思うようになりました。



 当時、『埼群古墳館』というホームページがあり、そこには関東各地の膨大な数の古墳が掲載されていました。
 こんなにたくさんの古墳が存在するものかと心底驚きましたし、古墳を題材にいろいろな土地を訪ね歩くのは楽しそうだと感じて、私も同じように古墳を見て歩きたいと思うようになりました。

 ただし、当時の私の仕事の休みは極端に少なく、例えば関西や九州といった遠方の古墳の見学に泊まりで出かけるのはほとんど不可能という状況です。

 そこで、見て廻る範囲は基本的に日帰りで帰ってこられる場所、まずは東京都内の古墳に絞って、1、2年かけてゆっくりと散策しようという企画でスタートしました。笑。



 最初は、ネットで公開されている『東京都遺跡地図情報インターネット提供サービス』の分布図をプリントアウトして、この地図を頼りに散策を始めました。しかし、これだけでは古墳の詳細はなにもわかりません。

 実際に現地を巡ってみると、史跡公園として整備されている古墳もあれば、草ぼうぼうになって放置されている古墳、個人の敷地内に残されている古墳など、様々です。
 しかも、地図に記されている古墳の位置も、必ずしも正確とは限らないようです。



 何か東京の古墳に特化した、良い書籍がないものだろうかと探し始めたときに、ちょうど良いタイミングで発売されたのが、『東京の古墳を歩く<ヴィジュアル版>』という書籍でした。

 この本、東京の古墳にスポットを当てているほとんど唯一と言っていい書籍でしたし、内容も充実していて、とってもとってもお世話になりました。

 最初に買ったやつはずっと持ち歩いてバラバラになってしまって、実は今持っているのは2冊目なのです。笑。


「東京の古墳を歩く」2

 ただし、この本を頼りに散策を進めるうちに少々の問題に気がつきました。

 古墳の解説とともに写真も多数掲載されているのですが、正体のわからない写真が掲載されていることです。



 画像は、184ページに掲載されている写真です。

 これは、多摩市の「塚原古墳群」が紹介された項で、「墳丘と思われる公園内の盛土」と解説されているのですが、私が実際に現地を訪ねたときは、いくら歩き回ってもどこにあるのかまったくわからず、後日図書館で発掘調査報告書の分布図を調べてもまったくわからず、正体不明でした。。。


「東京の古墳を歩く」4

 そして、画像が、多摩市和田の「中和田橋公園」のマウンドです。

 何年か経って、偶然に通りかかって発見したときは「ああっ!」と声が出てしまいました。笑。



 古墳の墳丘ではないのではないか?と思われるのですが(もちろん、私が知らないだけで、ひょっとしたらモニュメント的に古墳を模したような経緯があったのかもしれませんが)、どうしてこの築山が古墳の墳丘になってしまったのか、よくわかりません。

 『東京都遺跡地図』にも、この場所は登録されていません。。。


「東京の古墳を歩く」3

 画像は、177ページに掲載されている写真です。

 これは、日野市の「七ツ塚古墳群」が紹介された項で、「建築資材置き場にある墳丘」と解説されています。

 この写真には、築山の背後に日野自動車の建物と給水塔が写っているので、撮影したおおよその位置を推定できるのですが、おそらくは現在の「七ッ塚公園」の造成中に、東側から西に向けて撮影したものと思われます。
 Googleマップのストリートビューで2010年3月の場所を表示すると、書籍内の写真とそっくりなマウンドを見ることができますが、やはりこのマウンドは工事現場の残土の山で、古墳とは無関係であることがわかります。

 しかも、このすぐ横に1号墳が所在するはずなのですが(この1号墳も古墳ではなかったことがわかっているようですが)、なぜこの1号墳をスルーして残土の山を古墳と誤認してしまったのかは、謎です。。。


「東京の古墳を歩く」5

 画像が「七ツ塚古墳群1号墳」です。2012年の年末頃の写真です。

 私が訪れた頃にはすでに残土の山は取り払われていたわけですね。
 写真の左隅に、日野自動車の建物と給水塔がかなり近い角度で写っています。



 多摩市の塚原古墳群と同様に、このマウンドの場所がわからずにかなり歩き回ることとなったのですが、この体験は、『古墳なう』を続ける大きな動機になりました。

 私と同じように、古墳の場所がわからずに探し回る人がいるかもしれないし、それならば、見て回った古墳や塚の写真を公開して、ネット上の『東京の古墳ガイドブック』を私が造ればいい、と思ったのです。



 どうして私が古墳ガイドブックを造るのか、今考えてもまったく意味がわかりません。

 ちょっと疲れていたのかも。いや、今も疲れているのかも。。。



 でも、最初に想像した通り、古墳を題材にいろいろな土地を訪ね歩くのはとても楽しかったのです。
 そして、これからもきっと古墳を訪ね歩くのだと思います。

 とりあえず東京の古墳のストックは尽きてしまいそうなのですが、これからどうしようかな。。。





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  1. 2020/07/24(金) 03:53:11|
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ブリッジ付き

古墳群。。。

 ある地方都市の、眼科の病院の建物です。

 建物の壁に描いてあるやつ、あれですよね。

 視力を測るときに片目をふさいで「したー」とか「みぎななめうえー」とか、あのマークですよね。



 私ね。「あ、古墳群が描かれているんだー?」と本気で思っちゃいました。

 一瞬ですけどね。

 「あ、ぜーんぶブリッジ付きの円墳なんだー?」と一瞬思って、
 「いや、そんなわけねーだろ!眼科の病院か!」と気づきましたけど。

 2秒ぐら本気で「あーー。古墳群が描いてあるーー.゚+.(・∀・)゚+.」とか思っちゃってました。笑。



 いや、もうホントにね。

 明日からどうやって生きていけばいいのかすらわからんのです。。。






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  1. 2020/07/09(木) 23:26:17|
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