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古墳なう

「大都市、東京の失われた古墳を探せ!」をテーマに、 ご〜ご〜ひでりんが実際に現地に足を運んで確認した古墳や塚の探訪記録。

宇都宮市「無宗古墳群」

宇都宮市「無宗古墳群」1

 今回は、宇都宮市上籠谷町に所在する「無宗古墳群」の探訪の記録です。

 無宗古墳群は、宇都宮市の遺跡番号331番、栃木県の遺跡番号3383番に登録されています。 
 宇都宮市教育委員会より発行された『宇都宮の遺跡』の分布図によると、画像に見える雑木林の中に2基の円墳が存在するようです。
 東側に1基、西側に1基という感じでしょうか。。。

 早速突入しましょう。笑。


宇都宮市「無宗古墳群」2

 雑木林の北側に、森の中に抜ける農道のような細い道があります。
 分布図に記された位置からして、この農道を入ってすぐの右側あたりに東側の古墳が存在するはずです。


宇都宮市「無宗古墳群」3

 これが東側の古墳だと思われる高まり。
 『宇都宮の遺跡』に記載されている規模「径約6m、高さ0.5m」という古墳が、この東側の古墳ではないかと思われます。

 素人目には、古墳じゃなくて塚じゃないかな?とも思える、かなり小さな円墳です。


宇都宮市「無宗古墳群」4

 さて、もう1基、西側にあるはずの古墳を探しましたが、こちらはまったく手掛かり無しでした。
 分布図に記されている周辺を散策しましたが、かなり藪が深く、入っていくのに躊躇するような場所もありました。

 見つけたとしても、この深い藪ではまともな写真は撮れないし、、、と嘆きながらも結局発見することはできず、諦めて森を出ました。(一応30分ぐらいは藪の中にいたかな、、、?)

 時間的にも暗くなるギリギリの時間だったし、そろそろ帰宅かな?と諦めかけたときに、分布図に記された位置とは離れた場所に怪しげな高まりを発見しました。

 画像中央に塚状の高まりが存在するのがわかりますかね。。。


宇都宮市「無宗古墳群」5

 望遠で撮影してみました。
 近寄って見ろという話ですよね。。。笑。


宇都宮市「無宗古墳群」6

 『宇都宮の遺跡』に記されている規模「径8m、高さ1.5m」には近い感じもします。
 あくまで分布図に記された位置とは違いますし、単なる残土の山である可能性も感じられるところではありますが、分布図の位置がずれていたかもしれないし、ひょっとしたら未発見だった3基目の古墳かもしれないし、視界に入ったからにはチェックしておかないと、、、という感じですかね。

 真相は不明です。。。

<参考文献>
宇都宮市教育委員会『宇都宮の遺跡』
宇都宮市教育委員会『宇都宮市遣跡分布図』


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  1. 2024/01/07(日) 20:30:45|
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宇都宮市「中極高塚群(旧東田古墳)

宇都宮市「中極高塚群(元東田古墳)」1

 今回は、宇都宮市上籠谷町に所在する「中極高塚群」の探訪の記録です。

 この塚群は、宇都宮市の遺跡番号321番、栃木県の遺跡番号3364番に登録されています。

 宇都宮市教育委員会より発行された『宇都宮市遺跡分布地図』に掲載された分布図を見ると、もっとも東に単独で1基、やや離れた西側に単独で1基、そのさらに西側に複数基が密集して存在するという状況であるようですが、計13基が残存すると記載されていますので、西側に密集するのは11基ということなのかな。。。

 私が確認したのはもっとも西側の1基。
 あとは、西側に密集するうちの9基を写真に収めることができました。

 古くは「東田古墳」という名称で呼ばれており、古墳ではないかと考えられていた塚であることから散策に訪れてみたわけですが、実際に見学した印象はやはり古墳ではなく塚かな、と。。。

 最初の画像は、東側に離れた位置に所在する1基です。


宇都宮市「中極高塚群(元東田古墳)」2

 ここからは、西側の少々離れた竹林内に密集して存在する塚です。
 最初に視界に入って最初に撮影した、まずは1基目です。

 比較的大きな塚で、古墳っぽいっちゃ古墳っぽいかも。。。
 

宇都宮市「中極高塚群(元東田古墳)」3

 同じく1基目の塚を角度を変えて。。。
 この塚は径のわりに高さがある印象ですが、ほかの塚はもっと小さなものが多く、かなり密集しています。


宇都宮市「中極高塚群(元東田古墳)」4

 竹林内の2基目。


宇都宮市「中極高塚群(元東田古墳)」5

 竹林内の3基目。


宇都宮市「中極高塚群(元東田古墳)」6

 竹林内の4基目。


宇都宮市「中極高塚群(元東田古墳)」7

 5基目。


宇都宮市「中極高塚群(元東田古墳)」8

 6基目。


宇都宮市「中極高塚群(元東田古墳)」9

 7基目。
 これなんかはちょっと大きいので、古墳っぽい。。。


宇都宮市「中極高塚群(元東田古墳)」10

 8基目。


宇都宮市「中極高塚群(元東田古墳)」11

 9基目。
 これで、東に離れた1基と合わせて10基ですね。。。

 『宇都宮の遺跡』に「10基ほどが近接して群在しており…(攻略)」と書いてあるのを最初に見た記憶があったので、なんとなくここまでで深追いしませんでした。。。
 供養塚の可能性が高いと考えられているようですが、思えば古墳よりもこうした供養塚のほうがわからないことが多いようにも感じますし、塚の調査も進展して、色々わかってくるといいですよね。。。

<参考文献>
宇都宮市教育委員会『宇都宮市遺跡分布地図』


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  1. 2024/01/06(土) 21:38:51|
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宇都宮市「下原古墳群」

宇都宮市「下原古墳群」1

 今回は、宇都宮市上籠谷町に所在する「下原古墳群」の探訪の記録です。

 この古墳群は、宇都宮市の遺跡番号421番、栃木県の遺跡番号3381番に登録されている古墳群です。
 江川の右岸段丘上に位置しており、2基の円墳で構成されています。

 学術的な調査は行われていないこの古墳群についてはあまり情報もなく、『宇都宮市遺跡分布地図』の分布図のみを頼りに訪れたという状況でした。

 画像の左手前と右奥に見える小さな高まりが古墳であるようです。


宇都宮市「下原古墳群」2

 東側の1基。
 道路に墳丘の半分ほどが削平されていますが、埋葬施設である石室の石材が散乱するようなこともなく、果たして古墳なのか塚なのか、判別しにくい印象です。。。


宇都宮市「下原古墳群」3

 東側の古墳を南西から見たところ。
 2基ともに同じぐらいの規模かな?と感じます。


宇都宮市「下原古墳群」4

 西側の1基。
 こちらは盗掘の痕もなく、良好に残されているようです。


 例えば、最近古墳に興味を持ったような人が、最初にこの古墳を見にくる必要はないんじゃないかなと思いますが、でもこの古墳の所在する山林は薮にはなっていないから見学しやすいし、車もすぐ横に停めることができるし。

 ゆっくり見たい古墳はとんでもない藪になっていたりして、なかなかうまくいきませんね。。。

<参考文献>
宇都宮市教育委員会『宇都宮市遺跡分布地図』


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  1. 2024/01/05(金) 21:00:32|
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宇都宮市「坂下古墳」

宇都宮市「坂下古墳」1

 今回は、宇都宮市上籠谷町に所在する「坂下古墳」の探訪の記録です。

 坂下古墳は宇都宮市の遺跡番号493番、栃木県の遺跡番号3371番に登録されている古墳です。
 江川の左岸段丘上に位置しており、「円墳」であるという以外はあまり情報もないまま訪れたのですが、想定していたよりも大きな墳丘が残されていてびっくりしました。

 古墳は盗掘を受けていると考えられ、墳丘南側にはざっくりと窪みができていて、掘り起こされた残土は裾部に堆積しています。


宇都宮市「坂下古墳」2

 南西から見た坂下古墳です。

 埋葬施設である石室が露出するようなことはなく、また石材が散財するような光景も見らませんでした。
 ちょうど木の葉が落ちた時期だったので、墳丘の形状がはっきりと見られますね。。。


宇都宮市「坂下古墳」3

 墳丘上から見たところ。


宇都宮市「坂下古墳」4

 周溝は良好に残されていそうな予感です。。。

<参考文献>
宇都宮市教育委員会『宇都宮市遺跡分布地図』


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  1. 2024/01/04(木) 22:46:09|
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宇都宮市「大日塚古墳(茂原古墳群)」 その2

宇都宮市「大日塚古墳」001

 「愛宕塚古墳」と「権現山古墳」を取り上げたら、この古墳を紹介しないわけにはいきませんよね。
 宇都宮市茂原に所在する古墳で、「茂原古墳群」に属する3基の前方後方墳のうちの1基、「大日塚古墳」です。

 ここは水道局の敷地となっていて、周囲にはフェンスが張り廻らされているので入れません。
 いつの日か、史跡巡りなどで水道局の許可を得て中を見学するような企画があれば参加したいなあなどとぼんやり考えたりしますが、今のところそういった企画には出会っていません。
 下草が刈られて墳丘を見学しやすい日もあるので、放置されているわけではなく整備されているようではありますが、今回(12月中旬ですね)は草ボウボウで墳丘はほとんど見えませんでした。。。

【このブログの過去の関連記事】
http://gogohiderin.blog.fc2.com/blog-entry-1274.html(2021/02/15「宇都宮市 茂原古墳群 その3「茂原権現山古墳群」)
http://gogohiderin.blog.fc2.com/blog-entry-1790.html(2024/01/01「宇都宮市「茂原愛宕塚古墳群(茂原古墳群)」 その2」)
http://gogohiderin.blog.fc2.com/blog-entry-1792.html(2024/01/01「宇都宮市「茂原権現塚古墳群(茂原古墳群)」 その2」)



 かつては帆立貝式古墳ではないかと考えられていた時期もあったようですが、昭和55年に行われた墳丘測量調査により、前方後方墳であると考えられるようになりました。

 画像左手前あたりには、かつて円形の大きな給水塔があったのですが、今は撤去されて更地になっています。
 ここに円墳が1基あったと言われていますが、この給水塔の建設により破壊、消滅したそうです。

 3基の前方後方墳は、どれも単独墳ではなく周囲に円墳が取り巻いていたわけで、ひょっとしたらかつてはかなり大きな古墳群であった可能性もあるかもしれませんよね。。。



 説明板があったらいいと思う古墳は多々ありますが、人が来ないから説明板を立てないのか、説明板を立てないから人が興味を持たないのか、よくわかりません。
 説明板を立てたから大勢の人が押し寄せる、ということもないと思いますが、少なくとも地元の人が知るきっかけにはなるかもしれません。

<参考文献>
宇都宮市教育委員会『茂原古墳群』
宇都宮市教育委員会『宇都宮市遺跡分布地図』


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  1. 2024/01/03(水) 12:26:35|
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宇都宮市「茂原権現塚古墳群(茂原古墳群)」 その2

宇都宮市「茂原権現山古墳群」1

 今日は、昨日に引き続き「茂原古墳群」に属する古墳!ということで、「茂原権現山古墳群」の2基の古墳を紹介しようと思います。

 とはいえ、ここは以前にも一度取り上げておりまして、当時と比べてあまり変化はないです。
 知人のK田さんにお聞きした、草が刈られてみやすくなった古墳というのは、この権現山古墳ではなく、愛宕山古墳であったように思います。。。

【このブログの過去の関連記事】
http://gogohiderin.blog.fc2.com/blog-entry-1274.html(2021/02/15「宇都宮市 茂原古墳群 その3「茂原権現山古墳群」)
http://gogohiderin.blog.fc2.com/blog-entry-1790.html(2024/01/01「宇都宮市「茂原愛宕塚古墳群(茂原古墳群)」 その2」)

 画像は、左が前方部、右が後方部という状況で、後方部は民家に隠れていますね。。。


宇都宮市「茂原権現山古墳群」2

 前方部の先端部分です。
 ここから墳丘に登っていくわけですが、当日は土地の所有者に声をかけて見学させていただきました。


宇都宮市「茂原権現山古墳群」3

 東から見た、権現山古墳のくびれ部付近の様子。
 墳丘の高さは、後方部が6.5m、前方部は3.5mを測ります。

 権現山古墳の全長は約63mということなので、かなり高さがある古墳かも。。。


宇都宮市「茂原権現山古墳群」4

 左奥が前方部、右手前が後方部という状況です。

 画像は、墳丘の東側を写したものになりますが、こちら側は民家や畑地により裾部が削られて崖状になっています。
 地面ごと削られていれば、ひょっとしたら周溝も残されていないのかもしれませんが、真相は不明。

 この、墳丘東側が削られている以外は、全体的に良好に残されている印象です。


宇都宮市「茂原権現山古墳群」5

 後方部を北から見たところ。
 後方部は正方形に近い形状を呈しており、縦長にはならないようです。
 築造時の後方部の幅は約35mと推定されています。


宇都宮市「茂原権現山古墳群」6

 北西から後方部を見上げたところ。
 やっぱりデカいね!((⊂(^ω^)⊃))


宇都宮市「茂原権現山古墳群」7

 前方部から後方部を見たところ。


宇都宮市「茂原権現山古墳群」8

 後方部から前方部を見たところ。


宇都宮市「茂原権現山古墳群」9

 後方部の墳頂部の様子です。
 祠が祀られています。


宇都宮市「茂原権現山古墳群」10-5

 同じく広報部の頂部の様子。
 左奥が前方部になります。


宇都宮市「茂原権現山古墳群」11

 権現山古墳の北東に位置する「五領山古墳」です。
 こちらも健在ですね。。。

 良好に残されており、原形をよく留めています。

 発掘調査が行われていないため、方墳なのか円墳なのか真相は不明ですが、円墳の可能性が高そうな1基。
 ボーリング調査により、石室の存在が確認されているようです。


宇都宮市「茂原権現山古墳群」13

 五領山古墳を北から見たところ。

 この古墳の周囲には彫りが残っていて、城跡なのか館跡なのか調べてみようと思いつつ、今回も調べませんでした。
 これが宿題かな、とりあえず。。。

<参考文献>
宇都宮市教育委員会『茂原古墳群』
宇都宮市教育委員会『宇都宮市遺跡分布地図』


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  1. 2024/01/02(火) 22:05:31|
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宇都宮市「茂原愛宕塚古墳群(茂原古墳群)」 その2

新年あけましておめでとうございます。
昨年は御訪問いただき、ありがとうございました。
本年もよろしくお願い申し上げます。
(o≧∀≦o)ノ ゜+。:.゜[良いお年を☆]゜.:。+゜




宇都宮市「愛宕塚古墳」1

 今年最初の古墳は、宇都宮市茂原町に所在する「愛宕塚古墳」です。

 「茂原古墳群」は、古墳群の南から「愛宕塚古墳」、その北北西約100mに「大日塚古墳」、さらに北北西約400mに「権現山古墳」と、3基の前方後方墳が南北に分布する宇都宮市有数の古墳群です。
 愛宕塚古墳は、この中の一つの支群とも言える「茂原愛宕塚古墳群」に含まれる1基で、周辺には何基かの円墳も残存しています。

 実は、昨年10月頃には古墳にコーフン協会のK田さんに「××古墳の周りの草が刈られてみやすくなっているよ!」とお教えいただいていました。
 すぐに見に行きたかったのですが、ちょっとその頃が仕事でバタバタしていてすぐに見に行けず、結局見に行ったのは12月に入ってからでした。
 なかなかもどかしいのですが、この時期になれば木の葉も落ちてさらに見やすくなっているはずだし、むしろ好都合!と言い聞かせて訪れました。笑。
 ただし、K田さんがおっしゃっていたのが愛宕塚だったのか、それとも権現塚だったのか記憶があやふやになってしまいまして、それなら久しぶりにすべての古墳を見てまわろう、ということにしました。


 私が最初にここを訪れたのは確か10年以上前の夏ですが、その時はすごい藪だったのですぐに撤退。
 次に来たのは4年近く前の冬で、その時はすでに下草の一部は伐採されていて見やすくなっていました。

 今回は、残存する3基の全貌が把握できたうえに、新発見もありました!

【このブログの過去の関連記事】
http://gogohiderin.blog.fc2.com/blog-entry-1272.html(2021/02/12「宇都宮市 茂原古墳群その1 茂原愛宕塚古墳群」)



宇都宮市「愛宕塚古墳」2

 この日は、地元に在住のM田さんに色々お話をお聞きできたのですが、古墳の周辺の整備はM田さんが自費を投じて行なっているそうです!!!
 古墳の周囲の樹木が伐採されて下草も刈られ、どの角度から見ても墳丘がかなり見やすくなっていますし、古墳の東側にはなんと!「愛宕塚古墳」の立札のほかに説明板まで設置されていました。


宇都宮市「愛宕塚古墳」3

 説明板です。

 宇都宮に引っ越してみて見えてきた部分でもあるのですが、宇都宮市は文化的な部分では少なくとも先進的な市ではなく、史跡などの保存や活用にはあまり興味がないように感じます。(ま、そこに力を入れてもお金にならないし、偉い人たちも「やった感」を感じることもないでしょうしね、、、)

 こうした説明板も他県と比べても決して多くはなく、しかも行政が建てたもよりも、「××まちづくり評議会」とか「××歴史と文化の会」みたいな民間の説明版も多く目につきます。
 ここもどうやら地元の人たちの有志の会によって建てられてようですが、どの団体によって建てられたものかの記載はなく、ちょっと奥ゆかしい感じです。。。


宇都宮市「愛宕塚古墳」4

 説明板には愛宕塚古墳の墳丘測量図も掲載されていました。
 良好に残されている様子がわかりますし、左下には小円墳の墳丘も描かれています。


宇都宮市「愛宕塚古墳」5

 愛宕塚古墳を東から見たところ。
 全貌が見渡せます。

 なんと素晴らしい。。。((∩^Д^∩))


宇都宮市「愛宕塚古墳」7

 墳丘上の様子で、後方部から前方部を見たところです。

 なんと素晴らしい。。。((∩^Д^∩))


宇都宮市「愛宕塚古墳」6

 こちらは前方部から後方部を見たところです。
 なんと素晴らしい。。。((∩^Д^∩))


宇都宮市「愛宕塚古墳」8

 後方部の頂部の様子です。
 多少窪んでいる様子が見られます。

 
宇都宮市「愛宕塚古墳」10

 祠は一度、M田さんが修復したそうですが、その後やはり壊れてしまって(近年は地震や台風が多いですしね。)、今はそのままにしているそうです。


宇都宮市「愛宕塚古墳」9

 南西側から見たところ。
 こちら側からも全貌が見渡せるようになりました。

 右手前が前方部、左奥が後方部という状況です。
 なんと素晴らしい。。。((∩^Д^∩))


宇都宮市「愛宕塚古墳群 西の円墳」1

 愛宕塚古墳の南西側にある円墳。
 ここも下草が伐採されて、全貌が見えるようになりました。

 「××号墳」とかの名称は不明です。


宇都宮市「愛宕塚古墳群 西の円墳」2

 以前来た時にはまったく気がつかなかったのですが、墳丘の東側の裾部に円形にロープが張られて、丸太が置かれている箇所があります。
 これも、M田さんにお聞きすることができたのですが、ある日突然、この場所が陥没して穴が空いたそうです。
 深さは2〜3メートルほど、見た目の直径は1メートル強という感じでしょうか。
 危ないので、陥没穴には丸太を入れて、ロープを貼って落ちないようにしてあるのだそうです。


宇都宮市「愛宕塚古墳群 西の円墳」3

 これ、あくまで素人考えですが、ひょっとしたら江戸時代あたりのお墓の跡じゃないのかな?と。
 江戸時代に、遺骸を膝を抱えた状態で丸い木製の棺桶に入れて埋葬。
 その後、棺桶が朽ち果ててついに覆土が陥没。

 発掘すればまだ残された人骨が出てくるのではないかな?と感じますが、これは今後の調査の進展次第ですかね。。。


宇都宮市「愛宕塚古墳群 東の円墳」1

 ここは愛宕塚古墳の東側の高まり。
 円墳であると考えられているようですが、この周囲には堀が掘られているので、その際に出た残土の山ではないか?とも想定できますが、なんとも言えません。


宇都宮市「愛宕塚古墳群 東の円墳」2

 愛宕塚古墳の東側の高まり、墳頂部の様子。
 登ってみると、覆土は叩きしめられたような締まりのある印象。
 やっぱり古墳なのかな。。。


宇都宮市「愛宕塚古墳」23

 問題なのがこの場所。
 これは4年前に訪れた時の画像で、ここに正体不明の高まりがありました。

 前回の記事にも書きましたが、平成2年に宇都宮市教育委員会により発行された『茂原古墳群』には、「前方部南東方8mの地点に本墳の周湟をはさんで、直径10m前後、高さ1m程度の円墳(方墳とも考えられる)が存在する、これと同様な小古墳が、西側の雑木林の中にも2基存在する。」と書かれています。

 なので、前回訪れた時は、この高まりが古墳の残骸なのかな?とも考えましたが、今回M田さんにお尋ねしたところでは、この高まりはただの残土の山だよ、ということでした。
 確かに、ここを歩いてみた記憶は地面がふかふかした感じで、叩き締めた古墳の墳丘とは印象が異なるものでした。。。


宇都宮市「愛宕塚古墳」22

 最新の移籍情報が掲載されている平成29年発行の『宇都宮市遺跡分布地図』には、「茂原愛宕塚古墳群」が前方後方墳1基、円墳2基であると記されています。

 現在、謎の高まりの場所は残土が取り払われて平らに整地されています。
 果たして古墳であったのか否か、素人である私にはわかりませんが、とても興味深いですね。。。


 とりあえず、K田さんからお教えいただいたのは「愛宕塚」だったのだと思います。
 権現塚や大日塚もあらためて見学したのですが、こちらはまた今度。


 ちなみに愛宕塚近隣に住むM田さんは、なんと前回に書いた『古墳なう』の記事を見てくださっていたそうで、これが一番嬉しかったです。

 次は、桜の開花の時期にまた、写真を撮りに行きたいなと考えています。
 またお会いできると嬉しいです。。。

<参考文献>
宇都宮市教育委員会『茂原古墳群』
宇都宮市教育委員会『宇都宮市遺跡分布地図』


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  1. 2024/01/01(月) 01:00:43|
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宇都宮市「御経塚」


宇都宮市「御経塚」1

 今回は、宇都宮市新里町に所在する「御経塚」の探訪の記録です。


 この御経塚は、ほとんど情報を入手しないまま、宇都宮市教育委員会より発行された『宇都宮の遺跡』の位置情報のみを頼りに見学しました。宇都宮市の遺跡番号115番、栃木県の遺跡番号2236番に登録されていて、田道293号線から仁良塚に通じる市道沿いの、平担な難木林内に存在します。


 『宇都宮の遺跡』には「かつては、25基ほどの塚が点在していたが現在は、5基が確認できるだけである。」と記載されています。
 往時には25基もの塚があったとなるとこれはもうかなり大きな塚群だと思いますし、5基だけでも残されているなら見に行ってみようかな、という軽い感じで訪れました。

 写真の道路右側の藪の中が塚の所在地となるわけですが、突入を躊躇うほどの藪でもなく(普通は躊躇うだろ、、、)ガサガサと草をかき分けて塚を見学しました。

 すぐに掲載しなかったのが良くなかったのですが、今になってパソコンに保存してある当時の写真を確認してみると、なぜか4基分の写真しか見当たりません。
 果たして4基しかなかったのか、それとも写真をフォルダごと消去でもしてしまったのか、記憶は曖昧になってしまってよくわかないのですが、当時のSDカードもとっくに消去してしまったのでよくわかりません。
 なので、残されている4基の塚のみを掲載しておこうという企画です。。。


宇都宮市「御経塚」2

 どの塚が「××号塚」なのか名称はわからないので、見学した順番に南東側の塚から。
 ということで、写真はもっとも南東側に所在する1基です。

 意外としっかりした大きさがあって、パッと見は古墳のようです。


宇都宮市「御経塚」3

 南東から北西に向かって2基目。
 名称が御経塚なのだから、経石や経筒が出土したとか何らかの伝承が残されているのではないかとも思いますが、今のところ記述のある文献は見当たらず。

 
宇都宮市「御経塚」4

 南東から北西に向かって2基目。
 

宇都宮市「御経塚」5

 もっとも北西側にある塚状地形。
 道路によって削られてしまったのか、かなり小さな高まりではありますが、これも塚なのかな。。。


宇都宮市「御経塚」6

 御経塚碑。


宇都宮市「御経塚」7

 群集する塚群からは、西側にちょっと離れた竹林内に見かけた塚状地形。
 位置的には、同じ塚群に属する塚なのかな?とも思えますが、形状的には種類の異なる塚か、それとも単に残土に山なのかもしれませんが、一応撮っておいた1枚。

 古墳っぽく見えなくもないですよね。。。

宇都宮市「御経塚」8

 反対側に回り込んでみると、ざっくりと削られていて崩壊気味。
 やっぱり残土の山なのかもしれないとも感じましたが、真相不明。

 あとで何かわかったらこっそりと書き加えるかもしれません。。。

<参考文献>
宇都宮市教育委員会『宇都宮の遺跡』
宇都宮市教育委員会『宇都宮市遺跡分布地図』


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  1. 2023/10/19(木) 18:38:14|
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宇都宮市「寺山供養塚群」

宇都宮市「寺山供養塚群」1

 今回は、宇都宮市横山町に所在する「寺山供養塚群」を紹介します。

 寺山供養塚群はその名の通り、あくまで古墳ではなく塚なわけなのですが、Googleマップのストリートビューで塚群の丘陵裾に鎮座する神社を見て、社殿がまるで古墳か塚の上に鎮座しているように見えて気になっていました。

 それで、下草が枯れる冬に見にきてみた、というわけなのですが、結果は古墳でもなんでもなかったっぽい(こういうことはよくあります)です。
 でも今になって写真を見ても、やっぱり元は大きな塚なのではないかと感じます。笑。


宇都宮市「寺山供養塚群」2

 ほら。笑。
 ちょっと斜めから見るとこ〜んな感じ。。。
 

 星宮神社の主祭神は磐裂命(いわさくのみこと)で、配神は根裂命・伊弉諾命・伊弉冊命です。
 慶長年間(1596〜1615)に、五穀豊穣、家内安全を願って創立され、地域の人々の信仰を集めてきた神社です。

 寺山供養塚群は、画像の星宮神社の背後の丘陵の尾根上に所在します。
 栃木県の遺跡番号5832番、宇都宮市の遺跡番号34番に登録されている遺跡です。
 横山町と下横倉町の境界に位置しており、丘陵の南に傾斜する尾根上に約7〜8m感覚でほぼ一直線に並んでいるはず。

 さっそく丘を登ってみましょう。


宇都宮市「寺山供養塚群」3

 神社の社殿から最初の塚までの間は真冬でもものすごい藪なので、アクセスは大変です。
 距離にしたら百メートルもないのですけどね。。。

 最初の画像は、最も南にある塚です。
 「×号墳」のような名称や番号はつけられていないようなので、見学した順に南の塚から北に向かって行きます。


宇都宮市「寺山供養塚群」4

 南から2基目の塚です。
 宇都宮市教育委員会により発行された『宇都宮の遺跡』には「高塚は全部で6基あり大きいのは直径8m、高さ1.5mほどであり、地名が寺山であることから供養塚と考えられる。」と書かれています。
 どの塚もそこそこの大きさがあり、塚ではなく古墳であるような印象も受けます。


宇都宮市「寺山供養塚群」5

 南から3基目の塚。


宇都宮市「寺山供養塚群」6

 南から4基目の塚。


宇都宮市「寺山供養塚群」7

 5基目の塚。


宇都宮市「寺山供養塚群」8

 南から6基目の塚です。

 どの塚もそこそこの大きさはあって、何も知らずに見にきたら古墳と勘違いしてしまいそう。
 盗掘された様子もなく、どの塚も綺麗な状態で残されています。

 『宇都宮市遺跡分布地図』には「供養塚10基」と記載されているのですが、私が所有している『宇都宮の遺跡』に「塚は全部で6基あり」と書かれていて、それで私は不覚にも6基を巡ったところで「完パケ!」とばかりに山を降りてしまいました。

 帰宅してから『宇都宮市遺跡分布地図』で「10基」と書かれているのを見てボーゼン。。。
 おそらく、尾根の奥にはさらに4基の塚があったかもしれないのですが、写真はこの6基で終了です。
 いや、こういうことは多いです。私は。。。

 とりあえず再訪する予定も未定です。深いヤブだし。。。。ヽ(´Д`;)ノ

<参考文献>
宇都宮市教育委員会『宇都宮の遺跡』
宇都宮市教育委員会『宇都宮市遺跡分布地図』


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  1. 2023/10/09(月) 23:50:24|
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宇都宮市「太子堂のご開帳」

宇都宮市「太子堂のご開帳」1

 今回は瓦塚古墳群の番外編。
 古墳群のある丘陵から環状線を挟んで南にある、太子堂について書いておこうと思います。

 令和5年2月11日(土)午後1時。
 なんと33年ぶりに開催された太子様の御開帳の祭典に参加することができました。
 瓦塚古墳群の見学を通じて出会ったY崎さんにこの御開帳のことをお教えいただき、そのおかげで参加することができたわけで、深く深く感謝です。

 前日にはかなり雪が降ったのでどうなることかと思いましたが、当日は晴天に恵まれました。


宇都宮市「太子堂のご開帳」2

 お堂は、地元では有名は「長岡百穴」の環状線を挟んで向かい側にあります。

 聖徳太子を祀るお堂として知られ、お堂の中には約50cmほどの聖徳太子像が鎮座しています。
 今から400年以上も前の江戸時代に、はるか大阪天王寺から背負って運ばれてきたものだそうです。


宇都宮市「太子堂のご開帳」3

 当日は、長岡町神社仏閣等維持管理会会長柴田順一氏の挨拶から始まり、和尚さんの読経や太子堂の伝承、歴史、維持管理状況などの説明があったあと、ご本尊のご開帳が行われました。

 多くの近隣住民参加のもと、御開帳の式典は盛大に執り行わ れました。


宇都宮市「太子堂のご開帳」4

 これが、聖徳太子像です。
 明治35年(1902)の足尾台風の際には、鎮座するお堂や像も壊れてしまいましたが、修理して元に戻されたそうです。

 ちなみに次回の御開帳も33年後で、2056年となるわけですが、見られるかな。。。


宇都宮市「太子堂のご開帳」5

 御開帳に参加された地元の方の一人が、33年前の写真を持ってきて公開していました。
 33年前も、今回と同じように前日に雪が降ったんだそうで、ちょっと心が昂ります。。。

 この写真はよくある農村の風景という感じですが、これが33年経つと、、、


宇都宮市「太子堂のご開帳」6

 こ〜んな感じ。
 写真手前には環状道路が開通しており、その沿線には飲食店やコンビニが並んでいます。
 さすがに33年も経過すると風景ってかなり変わりますね。。。

 でも、写真の中央上あたりに見える弧を描くようにカーブする道路は今も残っていますし、その奥の個人宅の母屋や蔵も変わらず残っていたりして、同じ場所であることはわかりますよね。

 33年後に行われるであろう御開帳のときに、このブログの写真を懐かしんで見てくれる人がいたらいいなあ、と思いました。


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  1. 2023/10/08(日) 22:01:40|
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