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古墳なう

「大都市、東京の失われた古墳を探せ!」をテーマに、 ご〜ご〜ひでりんが実際に現地に足を運んで確認した古墳や塚の探訪記録。

「秋葉神社」

宇都宮市「秋葉神社」1

 さて、今回は、宇都宮市西刑部町に所在する「秋葉神社」です。
 前回取り上げた「成願寺」から南西に100メートルほどに位置する神社で、成願寺の塚状地形に古墳の可能性があるならば、この秋葉神社だって怪しいじゃないかと感じた、古墳かもしれないと思わせる高まりです。ヽ(^◇^*)/


宇都宮市「秋葉神社」3

 これが秋葉神社社殿の様子です。
 社殿の土台の部分が高まりとなっているのがわかるでしょうか。。。


宇都宮市「秋葉神社」2

 お堂には、昭和十三年と十五年の奉納額が飾られていました。
 ちなみに鳥居には平成四年と刻まれています。
 これ以外に、神社についての詳細はわかりませんでした。。。


宇都宮市「秋葉神社」4

 マウンドを南から見たところ。
 それほど大きなマウンドではなく、パッと見は径約5m、高さ約1mと行ったところ。
 印象としては小円墳というところしょうか。


宇都宮市「秋葉神社」5

 北から見たところ。
 この周辺には中世から近世にかけての塚も多く存在しますし、果たしてこれが古墳であるか塚であるかは、調査が行われないとなんとも言えませんね。。。

<参考文献>


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  1. 2020/09/25(金) 23:36:43|
  2. 宇都宮市の古墳・塚
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「成願寺境内古墳(仮称)」

「成願寺境内古墳(仮称)」1

 画像は、宇都宮市西刑部町に所在する「成願寺」です。
 医王山薬王院と号し、本尊は胎蔵界大日如来で、天平神護元年(765)に勝道上人によって創建されたといわれているお寺です。
 このお寺の境内に古墳らしき塚が存在するということで、見学に訪れました。


「成願寺境内古墳(仮称)」2

 境内には巨大なイチョウの大木が。

 このイチョウは「旭町の大イチョウ」とともに巨木として有名で、宇都宮市の天然記念物に指定されています。イチョウの原産は中国で、神社や寺院に多く植えられていることから中国からの文化の伝来とともに日本に渡ってきたといわれています。

 個人的に、私が通った小学校はイチョウの木が校木で、校庭に植えられたイチョウの葉が秋になると黄色く染まってとても印象的でした。イチョウを見ると小学校の校庭を思い出します。笑。。。


「成願寺境内古墳(仮称)」3

 成願寺が所在する西刑部町は、宇都宮市南東部に位置しており、町の中央を江川が南流しています。

 この河川流域である西刑部町一帯は、平安時代の『和名抄』に記されている「刑部郷」に否定される地であるといわれます。

 地内には東山道が通っていました。


「成願寺境内古墳(仮称)」4

 画像が、古墳ではないかとされる塚状地形です。

 塙静夫氏は著書『うつのみや歴史探訪』のなかで、この塚状地形を「成願寺境内古墳」と仮称して、径10mあまりの円墳であるとしています。

 はたして、古墳なのかな。。。


「成願寺境内古墳(仮称)」5

 『宇都宮市遺跡分布地図』で確認したところでは、この地点に古墳の登録は存在しないようですが、成願寺の北方約300mほどの地点には清水内古墳が、北方約800mほどには前方後円墳である「飯塚古墳」が所在します。

 この、成願寺境内の塚が古墳である可能性も十分に考えられそうですが、真相やいかに!という感じですね。


「成願寺境内古墳(仮称)」6

 塚の東側は1/3か1/4ほどが削られています。

 版築の様子が見られないか観察しましたが、よくわかりませんでした。。。


「成願寺境内古墳(仮称)」7

 先ほどの塚状地形が古墳であるならば、この梵鐘の場所も元々古墳だった場所を流用したのではないかとも感じます。

 もちろん自然地形かもしれませんし、真相はわかりませんが、どうだろう。。。


「成願寺境内古墳(仮称)」8

 西側から見たところ。

 こうして石垣などで固められていない盛土の部分が残っていると、古墳跡っぽく見えますよね。

 古墳なのかな。。。

<参考文献>
塙静夫『うつのみや歴史探訪』
宇都宮市教育委員会『宇都宮市遺跡分布地図』


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  1. 2020/09/24(木) 21:38:12|
  2. 宇都宮市の古墳・塚
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「清水内古墳」

「清水内古墳」2

 画像は、宇都宮市西刑部町に所在する「清水内古墳」を南西から見たところです。

 古くは「飯塚山古墳」と呼ばれていた古墳で、現在は清水内古墳の名称で、栃木県の遺跡番号4350番、宇都宮市の遺跡番号274番に登録されています。

 古墳は、南北に伸びる丘陵の東端近くに位置しています。

 現状の規模は径約21m、高さ約3mで、円墳状を呈しているものの前方後円墳の可能性も指摘されているようですが、学術的な調査が行われていないため、詳細はわかりません。


「清水内古墳」1

 私がこの古墳とニアミスをするのはなぜかいつも真夏で、墳丘上はいつも鬱蒼とした深い藪となっています。

 墳丘南側には石段が設けられており、墳頂部には祠が祀られている様子がうかがえるのですが、いつも参拝の願い叶わず。残存する古墳の形状もよくわからないままです。

 やはり、古墳の見学はした草が枯れる冬が適しているなあと改めて思ってしまいます。


 それにしても!

 宇都宮市教育委員会発行の『宇都宮市遺跡分布地図』は、遺跡分布地図のページでは遺跡名とともに「県の遺跡番号」のみを記載しているのですが、巻末の遺跡一覧表では「市の遺跡番号」の順に記載しているので、これが見づらいことこのうえない!一体誰が編集するとこうなっちゃうんだよ!と問いただしたくなります。

 宇都宮市の遺跡分布地図なんだから、遺跡分布地図のページも市の遺跡番号で統一するか、両方掲載すればよかったと思うのですけどね。

<参考文献>
宇都宮市教育委員会『宇都宮の遺跡』
宇都宮市教育委員会『宇都宮市遺跡分布地図』


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  1. 2020/09/23(水) 19:59:09|
  2. 宇都宮市の古墳・塚
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「南原古墳」と「下桑島西原古墳群」

「南原古墳」と「下桑島西原古墳群」1

 今回は、宇都宮市下桑島町に現存する「南原古墳」と「下桑島西原古墳群」の探訪の記録です。
 下桑島西原古墳群は前方後円墳1基、円墳2基により構成される古墳群で、栃木県の遺跡番号3385番、宇都宮市の遺跡番号268番に登録されています。


「南原古墳」と「下桑島西原古墳群」2

 画像は、東から見た「南原古墳」です。
 かつては「下桑島町飛地古墳」という名称で登録されていた古墳です。
 水田で作業をしていた方に道をお聞きして、ようやく古墳にたどり着くことができました。
 
 この古墳は、現在は墳丘の一部が残存しており円墳状を呈していることから、かつては円墳であると考えられていたようですが、平成元年から平成3年にかけて行われた発掘調査により前方後円墳であることがわかっています。

 前方部を西に向ける全長約35mほどの前方後円墳で、残存する後円部も現地表面から約2mとあまり高さもないようです。前方部側の周溝は浅く、また後円部側の周溝は深く掘られており、明らかに前方部と後円部を意識して造られています。


「南原古墳」と「下桑島西原古墳群」3

 西から見た南原古墳です。
 真夏に訪れてしまったことから雑草が生い茂っており、墳丘の形状は遠方からでは全く確認することができません。本来であれば画像の手前に前方部が伸びていたはずですが、残念ながら見ることはできません。


「南原古墳」と「下桑島西原古墳群」4

 墳丘上の様子です。
 祠が祀られています。

 行われた発掘調査では、後円部にあたる墳丘の残存部分が調査区域外にあたり、埋葬施設は確認されなかったようですが、周溝内からは土坑が3基確認されています。


「南原古墳」と「下桑島西原古墳群」5

 祠の様子です。
 水田で作業をしていた方も、一度古墳の様子を見にきてお参りしたとおっしゃっていました。


「南原古墳」と「下桑島西原古墳群」6

 画像の敷地内からは、南原古墳以外に2基の円墳の周溝が確認されています。
 1号墳は、周溝を含めた直径が南北方向に23.4m、東西方向に22.4mと南北方向に若干長い円墳です。
 2号墳は1号墳の南に約30mに位置しており、周溝を含めた直径は南北方向に26.5m、東西方向に27.5mです。この2号墳からは円筒埴輪、人物と馬の形象埴輪が出土しています。

 そして聞き取り調査の結果、さらに少なくとも他に2基の未確認の古墳の存在が想定され、1基は河原石を使用した石室を持ち、石室内からは直刀が出土したと伝えられているそうです。
 古墳群の構成は3基にとどまらないようです。。。

 この古墳群を含む周辺地域に存在する多数の古墳群は全て後期古墳と考えられ、また周辺の集落遺跡に関しても古墳時代後期の集落が目立つことから、この下桑島西原古墳群は、新たなる道具と技術の導入により、未開拓地であったこの地を開墾した人々の墓域の一部であると考えられています。

<参考文献>
宇都宮市教育委員会『宇都宮の遺跡』
宇都宮市教育委員会『下桑島西原古墳群』
宇都宮市教育委員会『宇都宮市遺跡分布地図』


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  1. 2020/09/22(火) 23:48:51|
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「大塚神社古墳群付近の正体不明の塚」

宇都宮市「大塚神社古墳近くの塚」1

 画像は、宇都宮市下栗町の、大塚神社南方200mほどの地点に存在する正体不明の塚です。

 平成29年発行の『宇都宮市遺跡分布地図』や昭和58年発行の『宇都宮の遺跡』を見ると、宇都宮市は中世から近世にかけての塚も遺跡としてしっかりと登録されているようなのですが、実際に探訪して歩いてみると、しばしばこうした未登録の塚に出会います。


宇都宮市「大塚神社古墳近くの塚」2

 近くで見た塚の様子です。

 素人目に直径約2m、高さは50cmといったところでしょうか。

 古墳にしてはサイズが小さすぎる印象ですが、田んぼの中で次第に周囲を削られて小さくなってしまった可能性を考えると、古墳であった可能性も考えられるのかもしれません。


宇都宮市「大塚神社古墳近くの塚」3

 どんな形状が見たくて、稲が刈り取られた冬に訪れてみました。

 塚はバッチリ健在です。.゚+.(・∀・)゚+.


宇都宮市「大塚神社古墳近くの塚」4

 南から見たところ。
 祠が祀られている様子が見られます。

 うーん。まあ古墳ではないかもしれませんけどね。。。

 全く詳細がわからなかったので、何かわかったら密かに追記しようと思います。。。


宇都宮市「大塚神社古墳近くの塚~十一面観音堂」

 下栗町の十一面観音堂。

 ここだってもしかしたら古墳跡かもしれません。
 いや、もちろん気のせいかもしれませんが。。。

<参考文献>
宇都宮市教育委員会『宇都宮の遺跡』
宇都宮市教育委員会『宇都宮市遺跡分布地図』


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  1. 2020/09/20(日) 20:47:48|
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