
今回は、岐阜県加茂郡富加町に所在する「池下1号古墳」の探訪の記録です。
急遽訪れることになった岐阜の古墳のうち、最後に見学した古墳です。
なんの下調べもせず、郷土資料館でいただいた「富加町観光ウォーキングマップ」だけを頼りに訪れましたので、詳細はまったくわからないのですが、、、

墳丘裾に建てられている標柱に「前方後円墳」と書かれていてびっくり。
古墳はかなり崩れているのか、パッと見は前方後円墳には見えません。。。

もっとも高さのある場所。
ここが後円部の墳頂部に当たる場所かな?とは感じますが、よくわかりません。。。

リンクしていただいているmichikusa520さんの『滋味コフン』にこの古墳の記事を見つけてびっくり。
そうかー、、、michikusa520さんもこの古墳を訪れていたかー。。。
古墳の詳細はわからずで、ちゃんと地元の図書館で調べてくればよかったのですが、時間ギリギリだったし仕方がないよね。
この古墳の見学中、すでに南の方から分厚い雨雲が近づいていました。
真っ黒で分厚い雨雲の雲間にはビカビカと稲妻が光っている状況。
急いで出発しましたが、遠くでは、雨のカーテンみたいに晴れている場所と雨が降っている場所の境目がハッキリと見えていて、それがすごいスピードでこちらに近づいてきます。
「まずい」と感じて車を飛ばしましたが時すでに遅し。
高速の入り口に一番近いガソリンスタンドで給油中、嵐となりました。涙。
雨のカーテンの境目がすごい勢いで通り過ぎると、その瞬間、横殴りの雨で一瞬でびしょ濡れ。
スタンドの看板は風で舞い上がり、ヒョウがバリバリと車を打ち付ける中、スタンドのスタッフの飛び交う怒号。
給油を終えて道路に出たものの10メートル前も見えません。
正直、こんな雨の中にいたら命が危ない!と、雨で身の危険を感じたのは生まれて初めての経験でした。。。
旅先の土地勘のない場所でこの嵐の中、車を走らせる度胸は無いな、、、と判断。
嵐が収まるまで、コンビニで待ちました。
ホットコーヒーが美味かったー。涙。
なかなかの経験でしたが、やっぱり温暖化が原因なのか異常気象は止まりませんよね。
これから日本はどうなっちゃうのか本気で心配。。。
- 2023/09/15(金) 23:26:04|
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今回は、岐阜県加茂郡富加町に所在する「井高1号古墳」です。
国指定史跡である「茶臼山古墳」を見学した後、16時40分頃だったでしょうか。。。
まだちょっとだけ時間があるし、可能な限り周辺の古墳を散策しようということで、この古墳に立ち寄りました。
古墳の前方には川浦川が流れ、水田地帯に位置する古墳ということで、遠方から確認することができます。
古墳は、一辺の長さが20m以上ある大型の方墳で、高さは約5mを計ります。
開口する石室が見えますね。。。

言い伝えによると、昔空から陽が降ってきた時、古墳に人々が隠れたことから「火塚」とも呼ばれているそうです。
こ、古代に空から火が降ってきたとは、隕石かな???
それとも彗星かな???
ままままさかUFOかな?

石室の様子です。
立ち入り禁止っぽいし、真夏だったこともあり、石室に入るようなことはしませんでした。
羨道、前室、後室とあり、後期横穴式石室の代表的形態を残した数少ない貴重な古墳です。

真冬に来たとしても、やっぱりちょっと中に入るのは危険だよね。。。
富加町はとても古墳の多い地域で、現在約50基が確認されているそうです。
今回は、「茶臼山古墳」→「井高1号古墳」→「「池下1号古墳」」と3基のみの弾丸ツアーとなりましたが、岐阜はほかにも行きたいところがたくさんあるし、古墳もまたゆっくりと見てまわれたらいいなあと考えています。
<参考文献>
富加町教育委員会『とみかの文化財』
現地説明版
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- 2023/09/11(月) 21:19:26|
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今年の夏は、御墳印をいただくべく、愛知三大古墳といわれる熱田区の「断夫山古墳」、犬山市の「青塚古墳」、守山区の「白鳥塚古墳」を巡ってきたわけですが、白鳥塚古墳のある「しだみ古墳群ミュージアム」でなんと!お隣の岐阜県富加町の夕田というところに国指定の前方後円墳があり、そこでも御墳印を配布している、という新情報が入ってしまいました。。。
とりあえず、予定していた古墳はひと通り見て回った段階で時間は午後2時過ぎ。
気温は37〜38℃という猛暑の中での古墳散策で多少へばってはいたものの、御墳印を配布している富加町の郷土資料館の営業は午後4時までらしく、ぶっ飛んで行けばギリギリ間に合いそうだし、ここで帰る手はないよね、、、ということで急遽、岐阜に向かいました。
古墳を先に見に行ったら間に合わずに資料館が閉まっちゃう可能性が高いし、古墳を見ていないのに御墳印をいただいちゃおう!ということで、富加町郷土資料館にやってきました。

というわけで、ジャン!
これが国指定史跡の「茶臼山古墳」の御墳印です。。。.゚+.(・∀・)゚+.
日付けは自分で入れるんだそうですが、筆ペンで書くわけなかったという体たらくです。。。
ちなみに御墳印と古墳の資料をいただいて、『とみかの文化財』という冊子を購入して、館内も一応見学したのだけれど、時間がギリギリすぎて全然覚えてない。
写真も撮っていないし、、、↓↓↓ショボ─(o´・ェ・`o)─ン↓↓↓
職員の方に資料館から古墳までの案内図をいただいて、茶臼山古墳に向かいました!

これが茶臼山古墳です。
丘陵の尾根に築造された古墳で、横浜の「稲荷16号墳」を思い出しました。なんとなく。。。
古墳は、全長は約36m、後円部の直径は約21mという前方後円墳です。
平成21年度に行われた発掘調査により非常に古い土器が出土しており、美濃地方の中でも最も古い部類の、3世紀から4世紀代の築造である可能性が考えられています。

南西から見たところ。
右が前方部、左が後円部です。
ちなみに富加町は大宝2年(702)の戸籍「御野国加毛郡半布里戸籍」後として知られているそうですが、この戸籍の中で注目されているのが「県主(あがたぬし)」を名乗る一族で、半布里の人口の約四割近くがこの一族で占められており、非常に力を持った豪族の末裔であると考えられています。
茶臼山古墳の被葬者との関係が興味深いところです。。。

前方部側から後円部を見たところ。

茶臼山古墳が所在する台地の裾に説明板が設置されていました。
この古墳は駐車場が完備されているので、車を停めてゆっくりと山に登ることができます。。。
<参考文献>
富加町教育委員会『とみかの文化財』
現地説明版
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- 2023/09/09(土) 23:26:20|
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