
画像は、あきる野市草花にある「森山古墳群 1号墳」を南西から見たところです。あきる野市の遺跡番号66-1番の古墳です。

この古墳は、多摩川と平井川の合流する台地の突端部にあります。『多摩地区所在古墳確認調査報告書』によると、平成4年度の調査により”高さ50cm程の墳丘が現存”と記載されており、また、”祠の周辺に人頭大の円礫と長さ60~80cm程の長い石が露出している”ともあります。確かに、祠の土台の部分が僅かに盛り上がっているようにも見えるのですが、古墳の所在地が個人の敷地内ということもあり、残念ながら確認は出来ませんでした。
墳頂部と思われるあたりには祠が祀られています。あきる野市に残されている古墳に祀られている祠はどれも似たような形状であるように思いますが、これも調べてみれば何か理由があるのでしょうか?ちょっと興味を感じる部分です。
「東京都遺跡地図」のインターネット公開版では”径10m、高さ0.5mの積石塚とされています。
<参考文献>
秋川市史編纂委員会『秋川市史』
多摩地区所在古墳確認調査団『多摩地区所在古墳確認調査報告書』
- 2013/01/31(木) 01:37:24|
- あきる野市/森山古墳群
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画像は、あきる野市草花にある「森山古墳群 2号墳」を南西から見たところです。あきる野市の遺跡番号66-2番の古墳です。
この古墳は、多摩川と平井川の合流する台地の突端部にあります。『多摩地区所在古墳確認調査報告書』では、平成4年度の調査により”径約10m、高さ約1.5mの円墳状の墳丘が畑の中に存在しているが、耕作によって周囲が削られている可能性がある”とされています。さらには、”墳頂部には祠が祀られている”とも書かれているのですが、平成4年の調査当時の写真を見ると祠の南東部あたりに墳丘があるようにも見えます。現地で確認したところでは盛土は存在せず、祠だけが残されているようにも見えましたが、敷地内で見学した訳ではないので、この辺りはよくわかりませんでした。
<参考文献>
秋川市史編纂委員会『秋川市史』
多摩地区所在古墳確認調査団『多摩地区所在古墳確認調査報告書』
- 2013/01/28(月) 02:08:25|
- あきる野市/森山古墳群
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画像は、あきる野市草花にある「森山古墳群 3号墳」を南から見たところです。あきる野市の遺跡番号66-3番の古墳です。

この古墳は、多摩川と平井川の合流する台地の突端部にあり、1号墳と2号墳よりは若干台地の中に所在します。『多摩地区所在古墳確認調査報告書』では”東西径約12m、高さは東側の道から約1.5m”とされているのですが、「東京都遺跡地図」のインターネット公開版では”径25m、高さ1.5mの積石塚とされています。
墳丘の南側に祠が祀られていて、北側の墳丘上には住宅が建てられているようです。近くで見るとあまり高さを感じませんが、遠巻きに見ると墳丘の面影が見えるように思います。
この古墳群の周辺を散策すると、祠が祀られている古墳らしきわずかな高まりも見られます。ひょっとしたら、まだ未発見の古墳がこれから発見される可能性もあるのかもしれませんね。
<参考文献>
秋川市史編纂委員会『秋川市史』
多摩地区所在古墳確認調査団『多摩地区所在古墳確認調査報告書』
- 2013/01/25(金) 23:27:00|
- あきる野市/森山古墳群
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