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古墳なう

「大都市、東京の失われた古墳を探せ!」をテーマに、 ご〜ご〜ひでりんが実際に現地に足を運んで確認した古墳や塚の探訪記録。

「当麻谷原古墳群」その2

田名向原遺跡公園

 前回に引き続き「当麻谷原古墳群」の探訪の記録。今回は後編です。

 前回は、南区当麻の東側の支群を中心に取り上げましたが、今回は中央区田名塩田3丁目に所在する西側の支群を中心に紹介しようと思います。
 この西支群の一部は「田名向原遺跡公園」として整備、保存されています。早速見学してみましょう!


当麻谷原古墳群12号墳と14号墳

 公園内の様子です。
 古墳公園らしい、いい感じです。
 画像の左側に半分ぐらいみえているのが12号墳。右側が14号墳です。


当麻谷原古墳群12号墳

 画像は谷原12号墳。
 この古墳は平成6年(1994)、この遺跡公園の北方60メートルの地点で発掘された円墳を移築・復元したものです。
 この古墳は石室が良好に残されており、人骨は残されていなかったものの、石室には、壁際に遺体を取り囲むように置かれた大小6点の直刀や鉄鏃などの武具、また装身具の玉類や耳飾りは頭の位置周辺から出土しています。公園内にはほかに、13号墳と14号墳の2基が保存されています。


当麻谷原古墳群12号墳と少女

 同じく12号墳。
 この日は、青い眼をした子供たちが大勢で楽しそうに古墳を見学していました。
 これまでの私にとっての古墳探訪とは、だーれもいないところで独りで見学して、独りで写真を撮っているようなイメージでしたが、例えば最近は、遺跡の現地説明会などにも多くの人が参加するようになってきたりと、状況が変わってきましたよね。ましてや近年、海外から日本を訪れる観光客が増えている中で、海外の方が日本の古墳に興味を持って見学しているというシーンはなかなか感慨深いものがあります。
 女の子たち、楽しそう。笑。


当麻谷原古墳群12号墳石室

 石室内部の様子。
 半地下式の河原石積横穴式石室で、少し胴張り気味の奥部から羨門に向かってすぼまっており、羨道部の床は玄室よりも高くなっています。石室の全長は6.2メートルを測ります。


当麻谷原古墳群13号墳

 谷原13号墳の跡地の様子。
 調査当時、すでに墳丘は削平されて存在しませんでしたが、石室の位置と周溝が確認されており、現在は現地保存された上で古墳の位置が表示されています。周溝外径20メートルの円墳です。


当麻谷原古墳群14号墳

 谷原14号墳。
 1969年の県道拡張工事で消滅したとされていましたが、発掘調査により周溝と石室の残存部が確認されて、現地保存されています。復元される周溝外径は約20メートルの円墳です。


住居状遺構

 公園内に復元された住居状遺構です。
 約2万年前の後期旧石器時代の住居跡と推定される遺構を復元したものです。


復元住居

 復元された縄文時代中期の竪穴住居の様子。
 これは火災には気をつけたいですね〜。。。


復元住居内部

 住居状遺構内部の様子。


田名向原遺跡旧石器時代学習館1

 公園の東側、県道を挟んだ向かい側には「史跡田名向原遺跡旧石器時代学習館」という施設が存在します。田名向原遺跡のガイダンス施設として造られて平成21年(2009)にオープンした学習館で、旧石器時代を中心とした施設ですが、もちろん、当麻谷原古墳群についてもふれられています。


田名向原遺跡旧石器時代学習館

 学習館内部の様子。
 古墳から出土した遺物も展示されています。


田名向原遺跡旧石器時代学習館3

 画像は、遺跡公園内に移築・復元された「谷原12号墳」から出土した副葬品です。


田名向原遺跡旧石器時代学習館4

 同じく12号墳より出土の直刀や刀子、鍔も展示されています。

 相模線は単線で列車の本数が限られていますし同じくバスの本数も限られているので、この場所を訪れるには、車を所有していないと少々しんどいかもしれませんね。
 当時私は「ブロンプトン」という折りたたみ自転車で移動していました。最寄りの駅までは電車で移動して、そこから折り畳み自転車を組み立てて目的地に向かうわけですが、この遺跡公園の見学後は当麻東原古墳へ向かい、段丘を上がる長い急坂を漕いで上がって、足が終わることとなります。。。とほほほ。笑。

<参考文献>
相模原市『相模原市史 考古編』
現地説明板


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  1. 2020/03/22(日) 23:57:41|
  2. 相模原市の古墳・塚
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