
画像は、郡山市静町に所在する「静御前堂」です。
郡山市観光協会による説明板によると、このお堂は里人が静御前の短い命をあわれみ、その霊を祭ったのがこのお堂であると伝えられています。
この敷地内には「針生古墳」という名称の古墳が1基残されています。

静御前は、平家滅亡後に頼朝に追われて奥州の藤原秀衡(ふじわらのひでひら)のもとに下った義経を慕って北に向かい、この地までたどり着きましたが、すでに義経は平泉にたったと聞き途方に暮れてついに池に身を投げたというう言い伝えがあるそうです。
かつぎを捨てた所が「かつぎ沼」(大楠町南原地内)、身を投じた池が「美女池」(大楠町太田地内)であると伝えられています。
お堂の背後に小さく古墳が見えています。。。

南西から見たところ。
お堂の背後に見えるのが「針生古墳」です。

古墳は直径約13m、高さ3mの円墳です。
静町を含む大楠地区にはかつては100基を超える古墳があり、一大古墳地帯をなしていたといわれています。出土品も数多く残されているようですが、現在はそのほとんどが破壊され、消滅してしまったようです。
この古墳は静御前堂の境内にあり、信仰的な意味を持った特殊な位置にあったために破壊されずに残されたものと考えられます。

北東から見た針生古墳。
ほぼ原型のまま残されたこの古墳は規模としては大きくないものの、この地域に群集していた古墳の面影を伝えるものとして貴重な存在と考えられています。
昭和33年5月14日には、郡山市の史跡として指定されています。
この古墳の南側付近は花輪台といわれ、瓦窯跡の存在が確認されています。
また、土師器や須恵器なども出土しています。

画像は「蕎麦切りあなざわ」というお蕎麦屋さんです。
針生古墳に隣接するという立地もさることながら、蕎麦好きのご〜ご〜ひでりんとしては、「この店は絶対に美味いぜ!」と読んで、お昼時に立ち寄りました。(^∇^)ノ

結論として、ここのお蕎麦、バカウマでした。
色白な細麺で、爽やかな食感。
最初は、お値段が少々お高めかな〜とも思いましたが、このお味でこの蕎麦の量であれば納得。
何よりも場所が古墳のお隣ですからね!
お薦めです。。。
<参考文献>
現地説明板
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- 2020/10/23(金) 21:04:29|
- 福島県の古墳・塚
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| コメント:2
こんばんは!
価値ありの古墳ですね。
キット「更科」?の真っ白な蕎麦の山を見ても「古墳」に見えていたのではないでしょうか(笑)
美味しそうだぁ!羨ましい('◇')ゞ
- 2020/10/23(金) 23:13:18 |
- URL |
- torikera #frK3hhYY
- [ 編集 ]
torikera様、こんばんは。
torikera様はかなりの蕎麦通ですよね。
私は長野で暮らしたことがあるので、信州の蕎麦、特に戸隠そばが好きだったりしますが、この郡山の蕎麦もかなり美味しかったです。
- 2020/10/27(火) 01:39:43 |
- URL |
- ご〜ご〜ひでりん #G67hs.TE
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