
さてさて、ここ最近ちょっとサボり気味でしたので、気合を入れ直して。笑。
今回から、上三川町の上郷地区の古墳に移ります。
まず今回は、上郷地区の1号墳である「愛宕神社古墳」です。
磯川に臨む台地西縁部を占める古墳で、広大な敷地を持つ日産上三川工場の東側の森の中にあり、墳丘上には愛宕神社が鎮座します。
昭和43年4月1日には上三川町の史跡として指定されています。
画像は愛宕神社の一の鳥居です。
早速見学に向かってみましょう。。。

ちなみに一の鳥居の手前には、「愛宕神社(古墳)」の立て札とともに「県祭百選子供相撲土俵場入口」と書かれた看板が立てられています。
子供相撲の土俵があるのは訪れてみて初めて知りましたが、後で調べてみると、現在は子ども相撲として奉納されており、平成12年(2000)までは8月24日に開催されていましたが、平成13年(2001)からは8月の第4日曜日に開催されているそうです。
この奉納相撲は、200年もの間継続して行われている伝統行事であるそうですから、歴史がありますね。

森の中の長い参道を歩くと、この奥に「愛宕神社古墳」が所在します。

二の鳥居です。
奥にはすでに古墳が見えていますね。。。

これが愛宕神社古墳です!
直径約42m、高さ約5mの截頭円錐形状を呈する円墳とされています。
墳丘裾から頂部に向かって直線状の石段が設けられています。

墳丘の手前には、近年に建てられた説明板が設置されています。

墳頂部の様子です。
直径約10mほどが平らに整地されており、愛宕神社の社殿が南面します。
埋葬施設は竪穴式構造と推定されており、中期古墳であると考えられているようですが、学術的な調査は行われていないことから詳細はわかりません。

墳頂部から見下ろしてみたところ。
かなり高さが残されていますね。。。

愛宕神社古墳の全貌です。
ところどころに小さな窪みが見られはするものの、かなり良好な状態で保存されています。

子供相撲土俵場はこんな感じでした。
相撲が開催される8月には大瀬の人で賑わうことと思います。
8月に来ればよかったかな。。。
<参考文献>
上三川町『上三川町史 資料編 原始・古代・中世』
上三川町教育委員会『上三川町の古墳Ⅰ』
現地説明板
人気ブログランキングへ
- 2021/01/22(金) 23:00:06|
- 上三川町の古墳・塚
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
ViVid Mr.Kさま、こんばんは!
やっぱり、壊されずに残された古墳は、神様が祀られている可能性は高いように思います。
神社とかお地蔵様とか庚申塔とか、あとはたたりの伝説なんかも破壊されない理由になるかもです。
- 2021/01/23(土) 20:22:31 |
- URL |
- ご〜ご〜ひでりん #G67hs.TE
- [ 編集 ]