
前回に引き続き、春日部市内牧字塚内周辺に所在する「内牧塚内古墳群」の探訪記録、その3です。
まず最初の画像は「内牧塚内古墳群6号墳」です。
この内牧塚内古墳群の見学にあたっては、ほとんど何の準備もなく向かってしまったので、4号墳の前に設置されている古墳群の分布図のみを頼りに見学するような状況でした。そんな中、6号墳と7号墳の2基はかなり隣接して存在するはずなのですが、路上から見えないので正確な位置がわかりません。
そこで、最初に農作業をしていた地元の方にお聞きしたのですが、「そこのじいさんが一番詳しいから聞いてみるといい」ということで、その古老の方に場所をお聞きしました。
すると、「そこの畑の奥にあるから行ってみればいい」と言います。。。
この古老の方が土地の所有者だったのかどうかはわからないのですが、まあ、行ってみろというんだし、ということで畑の畦道をズンズンと進みました。
そこで視界に入ったのがこの6号墳です。
「おお!あったぜ!」とう感じ。笑。
現存する墳丘の規模は、直径約7m、高さ約1mで、主体部に関しては不明とされています。

6号墳からさらに西に進むと、すぐに7号墳らしき墳丘が見えてきます。
ただし、これが本当に7号墳であっているかどうかは自信なし。。。
『埼玉の古墳 北埼玉・南埼玉・北葛飾』には、「墳丘南側が破壊されているが、現存墳丘の規模は径約15〜16m、高さ約1mである。なお、横穴式石室の一部と見られる角閃石安山岩が露出している」と書かれています。
帰宅してから画像をチェックしてみると、直径15mもあったようには見えないし、露出しているという石材もチェックしなかったし(なんせ、場所を教えていただいた古老の男性が土地の所有者かどうかよくわからなかったので、慌てて見学してしまったし)、怒られたら謝ればよかったんだし、もっとよく見てくればよかった、と後悔。。。
この塚の位置は、4号墳前の分布図に記された位置とぴったり合っていますし、これが7号墳であるとは思うのですが。。。
<参考文献>
埼玉県教育委員会『埼玉県古墳詳細分布調査報告書』
塩野博『埼玉の古墳 北埼玉・南埼玉・北葛飾』
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- 2022/05/24(火) 23:06:52|
- 埼玉県の古墳・塚
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