
長野県山形村には「唐沢そば集落」と呼ばれる地域があります。
ここは、江戸時代から昭和の中頃まで、唐沢川の水を利用して2~3戸の家をひとつ屋根にした水車屋が数軒あり、精米や製粉を営んでいたそうです。ここで挽きたてのそばを振舞ったことが、蕎麦店誕生の由来となったそうで、今では小さな集落の中の約500メートルほどの間に8件のそば屋が軒を連べています。
長野県内には、こんな感じでお蕎麦屋さんが密集している地域が何ヶ所かありますよね。
戸隠なんかは私のお気に入りの場所ですが、この山形村のそば集落も、一度は訪れたいと思っていました。

ここが「そば幸」です。
実はここには去年も訪れました。
朝イチで最初に立ち寄った図書館で(もちろん山形村内の古墳を調べるために)スタッフの女性に「最初に行くならどこのお蕎麦屋さんがお勧めですか?」と聞いたら「そば幸よ!」と即答だったので、真っ先にこのお店に向かいました。
実は10年ぐらい前にもこのそば集落の探訪を計画していましたが、ちょうどあの311の大地震が起こって断念。
それ以来、なかなか訪れるチャンスを作れませんでした。
その後、昨年になって急に「山形村の古墳を見学しつつ蕎麦を食べたい!」と思い立ち、セロ泊2日の弾丸ツアーを決行。山形村内ばかり4〜5軒のお蕎麦屋さんを巡りました。
そこでいちばんのお気に入りとなったのが、この「そば幸」です。

ここでは「山っちそば」という名物そばが有名です。
長芋を擦ってとろろにしたものではなく、まるで麺のように千切りに切った長芋が乗っているお蕎麦で、この集落のほとんどのお蕎麦屋さんで提供されているそうです。
地元では、大根そばなんかもやはり大根を擦りおろさずにそばと同じぐらいの太さに千切りにして、そばに絡めて一緒に食べるんですよね。
こうしたご当地蕎麦は、私は最近まで知らなかったですよ。。。

ジャン!
これが山っちそばです。
本当に麺状の山芋が乗っているでしょ?
これがね、美味しいんですよ。。。

そもそも、長芋は山形村の特産品なんですよね。
シャキシャキしつつも粘りがあって上品な甘みをもつ長芋はこの地域でしか食べられないのかも。。。
もちろん、昨年は長芋をお土産に買って、家でもとろろにしてご飯にかけて食べたりしましたが、はっきり言ってバカウマです。(別に山形村の回し者じゃないっすよ?笑。)
動脈硬化の予防にも効果的らしいし、私にはうってつけだよ。。。

蕎麦湯も私好みな濃厚なやつ。
来年、弘法山古墳の現説にこられたら、また食べにきたいな。。。
お蕎麦も新蕎麦の時期だしさ。
やまっち蕎麦を食べに行くなら今ですよ!
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- 2023/11/10(金) 22:03:06|
- 神社巡りと蕎麦屋探訪
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