
画像は、葛飾区立石8丁目にある「熊野神社」を南から見たところです。平成4年の調査により古墳の周溝が発見され、隣接する「熊野神社」に因んで「熊野神社古墳」と命名されています。画像の左側のビルのあたりが古墳の所在地です。葛飾区の遺跡番号13番の古墳です。
熊野神社古墳は墳丘がすでに削平され、また埋葬施設も破壊されていましたが、検出された周溝からは土師器、須恵器などの遺物が出土しており、これらの遺物から7世紀後半の築造と推定されています。同じ遺跡内の西側100mの地点には既に「南蔵院裏古墳」が確認されており、この熊野神社古墳の発見によりこの周辺に古墳群が形成されていたことが明確になっています。

画像は、熊野神社の境内にある富士塚です。都内には古墳を流用した富士塚も存在しますがこの富士塚はどうなんでしょうか。「熊野神社古墳」から数十メートルの地点にあり、怪しい!と思い撮っておいた写真です。。。
<参考文献>
葛飾区遺跡調査会1993『立石遺跡Ⅲ』
葛飾区郷土と天文の博物館『葛飾遺跡探訪』
- 2014/01/06(月) 01:39:15|
- 葛飾区/立石古墳群
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葛飾区エージェント:あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。貴殿の記事ダイジェストをGoogle Earth(TM)とGoogle Map(TM)のエージェントに掲載いたしました。ご訪問をお待ちしています。
- 2014/01/06(月) 09:02:18 |
- ケノーベル エージェント