
「飛鳥山古墳群」は、武蔵野台地の東端部をなす本郷台、JR京浜東北線の王子駅を眼下に臨む崖線上に立地する飛鳥山公園内に所在する、北区の遺跡番号46番の古墳群です。この古墳群は長径200m、短径100mの範囲の中に5基の古墳が確認されており、唯一墳丘の残されている1号墳のほかに2~5号墳の周溝が検出されています。
また、さらにもう一ヶ所、古墳の可能性が考えられている塚状地形が存在しています。画像がその塚を南から見たところです。


この塚は東側を道路によって削られているものの、良好な状態で残されているようです。墳頂部には何かが祀られていたそうですが、何が祀られていたかメモを取り忘れてしまって不明です。墳丘には石段らしきものが残されており、石室材を流用したかのようにも見えますが墳丘そのものは未調査であるそうなので詳細は判りません。

削られている道路の歩道の部分が発掘されていますが、古墳の周溝のような遺構は何も検出されなかったそうです。塚の所在地は旧渋沢邸内ということもあり、後世に土が盛られた築山である可能性も考えられるようです。
素人目にはまるで古墳のように見えるのですが、真相はいかがなものでしょうか。。。
- 2014/03/24(月) 01:17:11|
- 北区/飛鳥山古墳群
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