
御嶽塚古墳群は、JR南武線西府駅南側の府中崖線上に広がる、府中市西端に存在する古墳群です。東西約600m、南北約100mの範囲に分布しており、西端は国立市の「下谷保古墳群につながると考えられています。当初は「高倉古墳群」の一部であるとされていましたが、古墳の分布に違いが見られることや高倉古墳群との間に小規模な開析谷が入り込んでいることから、現在は別々の古墳群とされています。
「御嶽塚4号墳」は墳丘がすでに消滅していた古墳で、武蔵国府関連遺跡における1213次の予備調査により存在が確認されています。崖線下の沖積低地を一望できる府中崖線縁辺に所在しており、御嶽塚3号墳のすぐ北側に並ぶように存在します。検出された周溝から規模は推定径16mの円墳で、主体部は検出されていないため不明とされています。
画像の道路左側が古墳の跡地となりますが、この古墳もやはり痕跡は残されていないようです。。。
<参考文献>
府中市教育委員会・府中市遺跡調査会『武蔵国府の調査 20』
府中市教育委員会・府中市遺跡調査会『武蔵国府関連遺跡調査報告 40』
人気ブログランキングへ
- 2016/02/07(日) 09:45:11|
- 府中市/御嶽塚古墳群
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0