
御嶽塚古墳群は、JR南武線西府駅南側の府中崖線上に広がる、府中市西端に存在する古墳群です。東西約600m、南北約100mの範囲に分布しており、西端は国立市の「下谷保古墳群」につながると考えられています。当初は「高倉古墳群」の一部であるとされていましたが、古墳の分布に違いが見られることや高倉古墳群との間に小規模な開析谷が入り込んでいることから、現在は別々の古墳群とされています。
「御嶽塚11号墳」は、区画整理事業のための1282次調査において西府文化センター西側から検出された古墳です。この古墳は周溝が検出されず、方形を呈する石室のみが検出されています。土師器の坏1点が出土しています。
画像は、御嶽塚11号墳の跡地を東から見たところです。画像中央の道路から左側の空き地にかけて古墳が存在したと思われますが、残念ながら痕跡は何も残されていないようです。。。
<参考文献>
府中市教育委員会・府中市遺跡調査会『武蔵国府関連遺跡調査報告 40』
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- 2016/02/15(月) 01:34:28|
- 府中市/御嶽塚古墳群
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