
「下谷保8号墳」は平成18年(2006)3月に行われた個人住宅建設における試掘調査により、周溝が検出されています。推定墳丘径約10m、外周径約12mという小形の円墳で、ボウリング調査により河原石積横穴式石室が残存していると推測されていますが詳細は不明です。
画像は下谷保8号墳の所在地を南東から見たところです。墳丘はすでに削平されているようですが、未調査の部分が多く残されており、将来の調査が期待されています。

画像は下谷保8号墳の北西側に隣接する祠です。8号墳との関係は不明ですが、この周辺は畑地が多く残されており、またこうした祠が祀られている場所も多く(もちろんこうした祠のすべてが古墳上に建てられたとは限りませんが)、今後の調査により新たな古墳が更に発見される可能性も残されているのではないでしょうか。。。
<参考文献>
国立市教育委員会『東京都国立市 市内遺跡緊急調査報告4 平成16~20年度』
国立市教育委員会『東京都国立市 市内遺跡緊急調査報告5 平成21~23年度』
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- 2016/05/20(金) 10:30:13|
- 国立市/下谷保古墳群
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