
さて、今回は番外編です。
前回紹介した「平河町二丁目遺跡」を調べてみたものの真相はわからず、がっかりしながら日比谷図書文化館を後にしたわけですが、久しぶりに日比谷公園をぶらぶらしてから帰ろうと歩いていて見つけたのが、画像の二体の人物埴輪と家形埴輪です。全く存在を知らなかったので、なぜここに埴輪が?とビックリしました。
この埴輪の前に設置されている石碑には
贈 東京都立日比谷公園と宮崎県立平和台公園が姉妹公園として結ばれたことを記念し その喜びをこめて この「はにわ」像二体を東京都のみなさまに贈ります 宮崎県には特別史跡西都原古墳群をはじめ たくさんの古墳がありますが その古い宮崎をしのぶため造られたのがはにわ園で 第18回オリンピック東京大会の聖火リレー起点になった平和台公園の中にあります 昭和40年8月21日 宮崎県知事 黒木 博 とあり、別の説明板には
昭和40年(1965年)8月21日に、東京都立日比谷公園と宮崎県立平和台公園が、姉妹公園として結ばれたことを記念し、特別史跡西都原古墳群をはじめ、多数の古墳のある宮崎県より「はにわ」像二体が東京都に送られました。 と書かれています。
なるほど、という感じですが、果たしてこれが発掘調査により採集された実物なのか、それともレプリカなのかは何も書かれていないため不明ですが、はにわ”像”というからにはレプリカなのでしょうね、多分。そもそも貴重な完形の人物埴輪が雨ざらしになっているはずはないし。。。

ネットで調べたところでは、2014年冬の大雪の際に雪の重みで折れた枝が埴輪に直撃して、家形埴輪は粉々に、また右側の人物埴輪も一部が破壊されているようです。左側の年月を感じる埴輪に比べて右側の2体がキレイなのは、修理されたか、それとも新しいものと交換されたか、というところでしょうか。
公園内には見どころはたくさんあるのですけどね。私にはここが最大のスポットです。。。
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- 2017/08/12(土) 00:16:09|
- 千代田区の古墳・塚
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ご~ご~ひでりん様
いつも楽しくブログを拝見しております。
日比谷公園の埴輪ですが、大雪で壊れたものは2016年の3月頃に宮崎県から新たなものが都に寄贈されたと聞きました。また、現在国内で埴輪を製造できる職人もごくごく限られているのとか。また、大雪が降ったら心配ですね。
路傍学会長拝
- 2017/08/13(日) 23:24:08 |
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- 路傍学会長 #-
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路傍学会長さま
そうだったのですね。
貴重な情報、ありがとうございます。
異常気象が叫ばれる昨今、大型台風などでも同様の危険があるかもしれませんし、野ざらしは心配です。。。
- 2017/08/14(月) 01:21:19 |
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- ご〜ご〜ひでりん #OsZoF7Es
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